United We Stand 解離性同一性障害当事者向け冊子

◆解離性同一性障害の当事者向け冊子”UNITED WE STAND”をデータに起こした物です。
このページは『5.解離が解離性同一性障害になるとき/6.交代人格について』書かれています。

1.はじめに

2.解離性同一性障害とは

3.事の起こりから始めましょう

4.解離する能力とは?

解離性同一性障害、当事者のために- イメージ画像


5.解離が解離性同一性障害になるとき

これまで私たちは、傷ついた子供たちが自分たちに起こる嫌な事から守るために解離を学ぶことについてみてきました。
先にも述べましたが、レアンヌのような一部の子ども達は解離して別々の違った人格を作ることもできます。

そして、その子どもは『立ち去って』、他の誰かがその状況を対処する為に前に現れます。

その誰かのことを交替人格と呼びます。交替人格は専門家がある人格や部分を表現る為に用いる言葉です。

 

6.交代人格について

人は「生まれつき」解離性同一性障害ではありません。
一般に、幼児期早期に嫌な事が起こり、そこで始めて解離性同一性障害者は生まれてきます。多くの人はしばしば六歳前に多重人格になります。

一部の解離性同一性障害者は生まれてくる人格を赤ちゃんのように考えています。

子供のように若い場合、一般に大人ほど交代人格は多くありません。

交代人格は、想像上の友人とは違います。想像上の友人は多くのことを感じ、そしていろいろな違った方法で行動します。交代人格は、しばしば単一の生き方しか持っていません。

例えば、ある交代人格は怒ったり、別の交代人格は怖がったり、また別の交代人格はのんきだったりします。時がたつにつれて、想像上の友人は変わりますが、交代人格は変化したりすることはありません。またある交代人格が現れたときには、別の交代人格はしばしば消えて、二人がいっしょに行動することは無いと言う点で想像上の友人とは違います。

交代人格は、赤ちゃん、子供、10代の若者、大人、あるいは年配者であったりします、受動的、友好的や好戦的、議論好きでもあります。

非常に幼い子供では、言葉の使い方が限られているかもしれません。

 

時に交代人格は、お互いにはっきりと分離していると感じたり、非情にきっちり特定されていると感じたりします。

また、時に交代人格は、協力して話し、聞き、見て、静かに情報を記録する集団です。

ある交代人格は、ほかの交代人格がしないような、例えばピアノをひいたり、フランス語を話すような特別な技術と才能を持っているかもしれません。

ある交代人格は眼鏡をかけていたり、別の交代人格はかけていなかったりします。

ある交代人格は運転を知っているのに、別の交代人格はしらなかったりします。時々目や耳の不自由な身体障害を持っている固体人格がいます。

ある交代人格は見たり、行った事を秘密にします。

時に彼らは話すと、傷つけられたり殺されるといわれているために秘密を守る事もあります。

ある交代人格はほかの交代人格を守るために、身体の内側で絶えた苦痛を秘密にします。初期には解離性同一性障害の人は自分自身の交代人格をよく知らないかもしれません。

しかし、やがて自分たちの記憶を持ち始め、解離性同一性障害であることを理解するようになると、自分自身の交代人格をよく知ることができるようになり、これが一般に助けとなります。

 

解離性同一性障害の人達は自分たちの別の部分や交代人格に気付くと、彼らに対して「ちびっこ」や「中にいる人達」と言った彼ら自身の言葉をしばしば共通するようになります。

解離性同一性障害の人は交代人格を「ジェーン」や「ボブ」のような名前で呼びます。また「怒っている人」「悲しんでいる人」「眠っている人」「バレリーナ」のような彼らの役割にしたがって呼びます。

解離性同一性障害のひとが交代人格を知ると、交代人格は自由にあるいは特別な状況で現れたり、招かれれば現れたりします。ある解離性同一性障害の人は、どんな理由で誰が現れるかについて同意を求めたり契約したりするとはなします。

たとえば成人の交代人格が運転免許をとらなければならない事は当然でしょう。

 

(つづく)

7.どのように解離性同一性障害は援助されるのでしょうか?

 


この文章の全ての著作権は下記に帰属します。
UNITED WE STAND:A Book for People with Multipile Personalities

◆解離性同一性障害の当事者向け冊子
”UNITED WE STAND”は、私が主治医から解離性同一性障害の診断結果を告げられた時に渡された、解離性同一性障害当事者向けの冊子です。
翻訳当時「多重人格」と呼ばれていた病名の部分は現在「解離性同一性障害」に変更になっているため書き換えてあります。

◆訳者について
この冊子を紛失し、掲載すべき訳者の先生がたの名前が不明となっております。
もしこの冊子をお持ちの方や、訳者をご存知の方がいらっしゃいましたらご連絡下さい。